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アウトリーチプログラムいよいよ開始します!

長年の目標だったアウトリーチプログラムを11月より始動します。

写真は研修での一コマ。素晴らしいデモ演奏を聞かせていただきました。

アウトリーチプログラムとは、クラシック音楽に触れる機会が少ない遠方の学校などに演奏家を派遣し、子供たちや地域の方々に生きた本物の音楽を届ける取り組みです。(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団が7月に登録アーティストの募集を始めたので迷わず応募しました。

これからは意義のある活動をしたいと思っていたので私にとっては正に渡りに船。しかも長年勉強してきたクラシック音楽の普及に務められるのです。

オーディションは二次審査までありましたが、ちょうど体調を崩して準備が殆ど出来なかったので、一次の合格通知が来た時に4日後(!)にある二次予選を辞退しようかと迷ったのですが、知人に励まされて出来るだけの事をして二次に臨みました。


オーディションなんて受けるのは初めてだったので、極度の緊張で震えるし息が上がるしでもう散々・・・あ~落ちた、と思っていたけどなんとか合格通知をいただくことが出来たので本当に嬉しかったです。

敵は自分の中にいるんですね・・・あきらめていたら一生後悔するところでした。

先日専門家の研修をみっちり受け、今月末に合格した他のアーティストの前で(!!!)実演をして早速11月に野津原西部小学校へ行きます。

全校生徒なんと11人! 子供たちの笑顔に会えるのが今からとても楽しみ。

留学から帰って来てから色んなことがありすぎて何をしたらいいのかわからなくなった時に、福岡の先生から「あなたは留学で勉強してきた事をこれから日本で伝えていく義務があるのよ」とお言葉をいただいて心を打たれました。

それに6年前、フランスに留学する為に提出した動機書を最近偶然見つけたのですが、それには「日本に戻ったらフランス音楽をはじめ、クラシック音楽の素晴らしさを伝えていきたい」とあってビックリ。


な~んだ、私はやりたい事をもうとっくの昔に見つけてたんだ、と。

どうやらアウトリーチは私に与えられた義務のようですので、これから果たしていけるよう全力を尽くします。