· 

基礎力を身につけましょう!フルート編2017/01/14

今日はレッスンで使用しているフルート教則本について。

私が勉強した「アルテス」は、写真の黄色い楽譜。

1巻から3巻まであります。

 

1巻は、入門編。基礎の基礎。

2巻は、トリルや替え指、ダブルダンギングなど専門的な奏法。

このあたりから他のエチュードや曲も併用します。

3巻までいくと、世界中のフルート曲が演奏できる技術が身に付きます。

それからのフルート人生は、果たして一生涯でどれだけの曲が学べるのか、というのが課題になってきます。

 

手前の白と青の本は、アルテス1巻を他の編著者が出版したもの。

それぞれ、アルテス原本に忠実に訳したものと、シンプルにしたもの。昔はありませんでしたが、今は三種類から選べます。

 

これさえしておけば、どこに行っても、アルテスの2巻までした、とか3巻終了しました、などでレベルがわかるので、きちんと学びたい方は着実に技術が習得できるこの教本がおすすめです。

 

根気がいる、などの声もありますが、教本、音階練習、エチュード(練習曲)が大好きな圭子先生は、楽しくて仕方なかったです。 

 

これが上手になるコツですかね~。なんて。笑

 

そして、趣味で楽しく学ぶ人向けが以下の本。

 

出しやすい音から始めて、簡単で短い舞曲を課題に練習します。

アルテスもそうですが、全て二重奏になっているので和声感も身に付きます。2巻までを丁寧に学べば、それからの土台になります。

これが終わって他の教本したいんですけど、と言われたらアルテス1巻途中からかなぁ、といったところ。

 

なんでも基礎が大事。

 

コンクールや発表会の曲だけをずっと練習していればいつか吹けるようになるのか・・・答えはノーです。

一時間の練習時間で、30分を基礎、残りの30分で曲、であれば吹けるようになります。

 

フィギュアスケートの選手がトリプルアクセルを飛べるようになるために氷上以外で筋力トレーニングをするのと同じです。

もしそれを怠れば大怪我しますよね。

 

限られた練習時間を賢く有効に使いましょう。