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ベイクオーレワンコインコンサート

ベイクオーレワンコインコンサートは無事に終了しました。日頃は結婚式会場のチャペルでの演奏。

写真のとおり、とっても豪華で素敵な空間で、響きもよく、フルートとギターにはぴったりの環境でした。

 

コンサートの三日前に不覚にも特大級の風邪をひいてしまい、生徒に風邪を移す訳にいかないので、レッスンは一週間すべてお休みしましたが、(生徒の皆さまご迷惑をおかけしました。)コンサートだけは穴が空けられない。

前日まで39度の熱を出して唸っていましたが、当日はかろうじて熱が下がりました。喉の痛みと咳でたっぷり息は吸えませんでしたが、本番はなんとか咳き込まずに済みました。

 

今回は、私もフルートソロの曲を演奏しました。全くの一人です。フランス留学の学校のクラス分けのテストで吹いた曲で、せっかくピエルロ先生にレッスンしていただいた曲だから、と練習していましたがやはり難しい!当日はプログラムはなく、MCで曲紹介をすることになっていたので、どうしようか、とずっと悩んでいたところに、この大風邪・・・言い訳の材料は揃ったので、さぁどうする?とベッドの中で熱と闘いながら自問自答の末・・・

 

ここで逃げたら次挑戦する時にもっと怖くなる、やってみてダメならいいじゃない、と思い直しました。

そして、挑戦して良かった、と心底思いました。

 

寝込むほどの病気でも、気が遠くなりながらわずかな時間でも練習したので(しなきゃ本番出られない)乗り切れました。

音楽を仕事としている人は、風邪をひいていたから練習出来ずうまく吹けなかった、なんて絶対に言えないのです。

本当に体調が悪くて吹けないならコンサートをドタキャンしなければなりません。(だだしもうその次はありませんが・・・)

管楽器奏者や声楽家には致命的な風邪・・・体調管理には十分気を付けます・・・。

 

さて、話題に出たついでに、日頃の練習でもこのわずかな時間、というのがとても大切で、長い目で見ると大きな差がついてきます。

どんなに忙しい毎日でもほんの少し楽器に触るだけで(触るだけではダメです。笑)結果が変わってきます。

吹奏楽部の 指導者が、「出来るか出来ないかは、やったかやらないかです。」と言っていたのを思い出します。

才能なんて、長い年月をかけて地道にやり続けた後についてくるおまけのようなものです。(大学の先生が言っていました。)

 

私は練習が大好きなので練習しないままレッスンに行くとか、練習してなくて先生に怒られた(練習してるけど出来なくて怒られることはあります。笑)、ということが今まで殆ど(多分一度も)ないので、新米先生の時は、好きで始めた楽器なのにどうしてみんなあまり練習しないんだろう、と不思議でなりませんでした。私のように三度のご飯と同じくらいフルートが好き!というオタクがなかなかいないからでしょうか。(笑)

 

時間がないなら音出しだけでもする、環境的に音が出せないなら声を出して楽譜を読む、一緒に指を動かす、息も出してみる・・・などいくらでも方法があります。

大人の方はそれぞれ生活のペースがあるので自主性に任せていますが、子供の生徒は、試験があったから、部活が休みだったから、週末は出かけていたから、とひとつでも用事があると練習する時間がない、と思ってしまう傾向にあるようなので、そのあたりを先生がどう指導するかが大きなポイントです。

 

まだまだ私も指導者として足りない部分が沢山あるんだわ・・・。

 

・・・と病気の時に色々と考えてもいい方向にいかないので、とにかく体調を万全にして来週から再稼働します!