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日本人が作曲したフルート協奏曲

7月に福岡で参加する発表会の曲です。

 

尾高尚忠さん作曲のフルート協奏曲。

 

晩年の1948年~1951年にかけて作曲され、邦人のフルート協奏曲のジャンルでは第一位と言われています。

若くしてウイーンに留学して作曲、指揮、ピアノを学び、帰国後、HNK交響楽団の前身、新交響楽団、日本交響楽団の指揮者として活躍する傍ら、精力的に作曲も続けました。

 

この作品は、フルート奏者から依頼を受けて作曲し、作曲者自身の指揮で初演されました。その後、小編成のオーケストラ伴奏を、フル・オーケストラに改作しようと試みましたが、最後の1ページを残したまま、病に倒れ世を去ったのでした。この空白は、愛弟子によって補筆・完成され追悼コンサートで初演されました。

 

三楽章合わせると25分程になるので、制限時間10分以内の発表会では、第一楽章のみ演奏します。

この楽章は、日本の音階を用いて、楽想やテンポを変えながら、存分にフルートの持ち味を発揮させています。

 

選曲に悩んでいたら「日本人の作曲家は?」と先生からヒントをいただいて、そう言えば楽譜持ってるな・・・となりました。

 

コンチェルトは他に、モーツァルト、メルカダンテ、ロンベルグ、ドゥベルスマン、イベールなど練習してきましたので、ボリュームがあって時間がかかるのは覚悟の上です。

体力のある今のうちにやっとかなきゃ。(汗)

 

新たにレパートリーに加えられるように楽しんで準備します。