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旅立ち

先日、教室第一号のオカリナ生徒君の最後のレッスンでした。生徒君が教室に初めてきたのは小学3年生の時。お母さんと幼稚園の妹ちゃんと一緒に車で40分かけて来ていたので、教室に到着する頃は妹ちゃんも生徒君も夢の中。(笑)起こすところからレッスンを始めていました。

 

オカリナデビューは、福祉施設の演奏会。おじいちゃんおばあちゃんが大変喜んでくれて、アンコールの大合唱が起こり、お母さんも私も今でも忘れられない演奏会になりました。

 

それからも教室の行事にはほぼ参加してくれて、行く先々でオカリナ少年は大好評をいただき、私はハナタカさんでした。毎回いい仕事をしてくれたなぁ・・

当時の思い出は尽きることなく蘇ってきます。

 

それから四年半、中学生二年生になり、勉強と部活(吹奏楽部!!)で忙しい楽しい毎日を送りながら、オカリナのレッスンにも少しだけ来て発表会にも出てくれたので、とても嬉しく思っていましたが、あるレッスンの時に「もう次のステップに進む時じゃないかな。」と私から声を掛けました。

 

生徒を手放すタイミングも私の役目。何カ月か様子をみて、最後は本人に決めてもらいました。

 

最後のレッスンで私泣くかな、と思っていましたが、寂しさより生徒君の成長ぶりが嬉しくて満面の笑顔で送りだせました。それに生徒君が吹奏楽部に入部しているので、またどこかで会える気がしています。 

私の教室にきてくれて本当にありがとう。前を向いて歩いて行ってね!