発表会も終わり、皆さんそれぞれ課題が見つかったようで、「高いを楽に出すには・・」「息を長く続けるためには・・」「本番でいい演奏が出来るには」・・・という疑問が出てきました。
レッスン時に質問が出る度に私も一緒に考えて、その方に合った言葉を選ぶように心がけていますが、生徒の疑問は私に当てはまる事でもあるので、レッスンが終わった後にも考え続けることがあり、そんな時には、自分の先生から頂いた言葉をまとめた資料を眺めます。
「体について」
・フルートと体を一体にする。
・唇での調節は最小限にする。
・肋骨のまわりに息(肺)がある。
「息について」
・時間をかけて息を吸う。
・空気、息が音を作る。
・息の中心が体の中にある様に。
「音について」
・出た音を聞くのではなく、出る前の音を聞く。
・吹く音を想像できれば正しい音程が出せる。
「音楽について」
・大切なのはどれだけ大きく強いかではなく、音楽である。
・フレーズは文章と同じ。「、」があって「。」がある。
・間違いたくない、より、楽しんで吹く方が大事。
・指を間違えるのは仕方ない、それより心の中を出す方が何十倍も大事。
こうやって見ると、答えではなく、全てヒントだというのが分かります。自分で考えるように教えてくれたんですね。私が今まで長い時間をかけて学んできたとても大切な財産です。自分の為にも生徒さんの為にも、こうやってまとめておいて良かった…。
発表会に参加する生徒さんもいれば、参加せず、ご自分のペースでゆっくり楽しんでいる方、聞くのを楽しみに来られる方、それぞれいらっしゃいます。
でもやる事は皆同じ。アマチュアもプロもやる事は同じです。これからも先生からもらったヒントを大事にして、演奏活動や楽しく上達できるレッスンをしていきたいと思います。