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九州交響楽団

福岡で受けるレッスンの日に九州交響楽団の定期演奏会があったので、レッスン後に久しぶりにオーケストラを聴きに行きました。福岡に住んでいた頃は、九響の演奏会に頻繁に行っていたので、オーケストラのメンバーの皆様の顔も馴染みがあり、愛着があります。

 

演目の「シチリア島の夕べの祈り」は吹奏楽で演奏した事があります。

ソリストは、浜松国際ピアノコンクールで優勝したチャクムルさんの「ショパンの協奏曲1番」。もう音色が素晴らしく美しくて引き込まれました。

後半はベルリオーズの「イタリアのハロルド」

この曲は、ベルリオーズが作曲した「幻想交響曲」に感動したパガニーニが、ベルリオーズに依頼したバイオリン協奏曲だったのですが、モーツァルトやベートーヴェンの時代に、信じられないような衝撃的な曲を作るベルリオーズに、バイオリンの妙技を披露する為だけの曲を作れるはずもなく、自分の個性が前面に出た曲になってしまったので、ソロのビオラの出番はちょこっとだけ・・・出来上がった曲を見てパガニーニはどんな風に思ったのでしょうか・・・(笑)

初めて聴く曲でしたが、一歩も二歩も先の時代をいっていたベルリオーズらしい、大変素晴らしく興味深い内容で、指揮者の広上淳一さんが指揮をする九響の音楽に圧倒されました。

 

百人近い人数でひとつの音楽を演するオーケストラの威力と音色は魅力的で感動します。

レッスンと演奏会で収穫したものと一緒に大分に戻りました。